食事抜きで腸を休める

「腸(大腸)の不調」に悩まされている人は実に多い。過敏性腸症候群、腸閉塞、虫垂炎、慢性腸炎など、特定の病気によってトラブっている人から、体質的に腸が弱く疲れやストレスですぐ下痢や便秘、腹痛などを起こしている人まで、さまざまだ。
 それに腸は栄養を吸収するだけでなく、“免疫力の要”でもあるので、何とかうまく付き合いたい。腸の不調回避の成功者に秘訣を聞いた。

●朝・昼は食べない
 Nさん(43歳)は8年前、便秘から腸閉塞を起こし入院。それ以降3回腸閉塞で入院したが、3年前からはゼロだ。
 医師からは“特別な予防策はないが、規則正しい生活を”と言われましたが、漠然としたアドバイスでしたので、自分でいろいろ試してみて、効果的な方法を見つけました。それが、“食事抜き”です」
 腸閉塞は“腸が閉塞する(詰まる)”病気だ。詰まりかけているときに食物が腸に送られると、よりひどくなるだろう、とNさんは考えた。
「食べ過ぎたとき、数日便秘が続いているとき、胃腸の辺りが重苦しいな、と感じたときに行います。たいていは“朝・昼食を抜き、夜だけお粥(かゆ)”。場合に応じて変え、先日は胃腸の重苦しさが少々つらかったので、3食とも抜きました」
 食事を抜くと、腸が休まった感じになるという。余談だが、Nさんは風邪のひき始めも朝・昼食を抜く。そうすると、悪化しないそうだ。

●刺し身などを避ける
 Hさん(45歳)はしょっちゅう下痢になる。
「整体師に“体が冷えている。腹部にたっぷり付いた脂肪は冷えを招く。冷たい飲み物もダメ”と言われました。それ以来、氷入りの飲み物やビールは控えています。さらに3年ほど前から始めて効果的だったのが、刺し身やサラダなど火を通していない食品を避けること。下痢しにくくなりました」
“生”の食品は体を冷やす、と考えたから。外食は和食以外にしている。
「うまい和食店には、刺し身、冷ややっこ、冷やしトマト、冷酒など、“生”で“冷たい”、だけど魅力あるメニューが多い。イタリアンや中華の方は、火を通しているメニューが主です。また、どうしても刺し身が食べたいというときは、ワサビの代わりに発汗作用のあるショウガを使ったり、焼酎のお湯割りを飲みながら食べたりしています」
 下痢になりにくくなったころから、ほかの不調も改善。腰痛、不眠、イライラがなくなった。

●30分早く起きる
 過敏性腸症候群のFさん(47歳)。3年前に診断された。当初は薬を服用していたが、「自分で対策を考えて、うまく付き合っていくしかない」と考えた。
「通勤電車の中で決まってトイレに行きたくなる。乗る前に“出す”ために、30分早く起きてトイレの時間を十分確保できるようにしました。便意がなくてもトイレに座る。お腹をもんでみたり、散歩したりしても、すぐに効果は出ませんでしたが、1カ月目くらいから順調に出るようになった。すると自信がついたのか、電車の中での急激な便意も減っていったのです」
 ここ1年、“快適な通勤”を実現させている。
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