朝食と昼食を“犠牲”にし夜は食事も酒も解禁

 痛風経験者で今は生活の工夫によって発症を防ぎ、楽しく暮らしている5人に話を聞くと、共通の“敵”が2つあった。ひとつが「肉や魚などタンパク質中心の食事が好き」で、もうひとつが「ビール好き」だ。これを、いかにクリアするかが、病気と付き合うポイントになる。成功者5人が明かした知恵と工夫を紹介しよう。

●3食のうち2食を野菜だけの食事にする
「朝食と昼食は、野菜だけです。家で食べる朝食は、煮物やスープ、サラダ、おひたしなど。外食の昼食で、野菜オンリーは難しいので、炒め物に含まれる肉程度はよしとして、野菜が多いメニューを選びます。僕は酒好きだから、夜は酒を飲みたい。そのときにあれこれ考えるのは面倒くさい。それで朝と昼を犠牲にしたのです」(Hさん・42歳)
 3食のうち2食を野菜中心にする人が、Hさんを含めて5人中3人いた。いずれも夜が“解禁食”だ。その3人中2人は、尿酸値とともに高かったコレステロール値も低下したという。
「毎食バランスよく食べようとしていたころは、それほど達成できていなかったみたいで、薬の飲み忘れが続いたときに、再発の“兆し”を感じていました。しかし、野菜で2食取るようになってからは、兆しを感じたことは一度もありません」(Hさん)
 ほかにファストフードやカップ麺をやめたという声も多かった。

●店では“中ジョッキの半分”を特注する
「店では、ジョッキの半分くらいの大きさのグラスに生ビールをついでもらい、それを飲みます。家では、350ミリリットルの缶ビールをカミさんと半分ずつ。家でも店でも、その1杯だけです」(Kさん・46歳)
 5人とも、それくらいの量でビールは“打ち止め”。店のメニューに中ジョッキしかなくても、“特注”する人がほかに2人いた。
 ビールを減らすかわりに飲んでいるのが、焼酎かウイスキーだ。焼酎なら1対1のお湯割りかロック、ウイスキーならストレートかロック。全員、飲んでも3杯だ。
「しっかりアルコールを感じる濃さにし、つまみが増えないように早く酔うのがコツ」(Tさん・39歳)
 シュワシュワしてのど越しのいいサワーは、酒の量が増え、それとともにつまみも増えるからよくないという。

●小まめに水飲み脱水を防ぐ
 Nさん(47歳)は、おいしくビールを飲むために、昼食後はたとえのどが渇いても、ほとんど水分を取らなかったが、それをやめた。
「発作は真夏にビールを飲んで帰った夜でした。当時の尿酸値は基準値の7前後で、それほどひどいレベルではなかった。医者によれば、脱水がよくなかったようです。今は、のどが渇いたり、汗をかいたりしたら、水を飲むようにしています」
 前出のKさんも、脱水に気をつけている。
「私が痛風を起こしたのは、尿酸値が10を超えてから4年目。それまでのどが渇くとすぐに水分を取っていたのに、発作を起こした日は、汗をかいても水分を取っていませんでしたから」
 努めて運動をした人はいなかったが、これらの工夫で体重が3〜5キロ落ちたという。

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